日本人の6人に1人が悩まされている病気として糖尿病はよく知られています。
その糖尿病は、投薬治療や手術などによって短期間で感知することができる病気ではありません。
糖尿病になってしまうに至る生活習慣を見直す必要があり、それらの指導を患者に行うのは看護師の仕事といえます。
看護師の指導が、治療において主要な部分を占めることもあるので、糖尿病治療における看護師に役割は非常に大きいです。
糖尿病の生活指導は、食事内容に始まり、運動習慣や周囲の人々との関係など、生活習慣の様々な部分に関与するものです。
そのため、指導を行う看護師には幅広い知識と技術が必要とされます。
糖尿病の治療に関する知識を有していることを示す資格として、糖尿病療養指導士という資格があります。
糖尿病の治療を専門に行うクリニックや診療科に勤めたい看護師は、この資格取得を目指すと良いです。
糖尿病療養指導士は、糖尿病治療に関する知識を得ることができるほか、糖尿病の合併症を防ぐための技術や知識を学ぶことも可能です。
患者の指導以外にも、糖尿病患者の家族など糖尿病に関心がある人に向けての学習の場を提供することも仕事のひとつとなっています。
より患者に効果的な指導をすることができるため、信頼感もあり、給与アップにもつながります。
看護師や栄養士、薬剤師などの資格を所有していないと、受験資格はありません。
なお、糖尿病の指導は、日々知識や技術が更新されている現状があるので、糖尿病療養指導士の資格は5年ごとの更新が必要とされています。